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2014年04月22日

めぐりあい宇宙(ガス)



さて、今回は前回の続きです。

『ミニチュアCSディセミネーター』『XM 58 CS GRENADE POKET』が開発される経緯は前回の通りで、今回はその後のCSシリーズと言う事で語ります。
ミニチュアCSディセミネーターとXM 58 CS GRENADE POKETは『ACTIV(Army Concept Team In Vietnam)』によって1968年の1月22日~4月14日の間、試験・評価された小型・軽量化CSガス拡散機です。
(これらCSグレネードは第9歩兵師団、第25歩兵師団、第101空挺師団にACTIVが評価をする1ヶ月前に配られていました。)



ミニチュアCSディセミネーターは35mmのアルミニウム製フィルムケースが使用されており、8個のCSガス入りゼラチンカプセルが入っています。

では、断面図を。

起動方法はこれもまた単純です。
フィルムケースの蓋を開けるとストライカーリングが入ってます。まずこれを取り出します。
次に導火線を引き起こします。
ストライカーリングを指にはめ、マッチを擦る要領で着火させます。
導火線に点いた火がケース内を通り燃焼剤を起爆させ、ゼラチンカプセル内でCSが気化しガスが放出される仕組みです。


このCSディセミネーターのストライカーリングは厚紙でできていたため湿度の高い中、長期間放置していると柔らかくなってしまい機能しなくなる事が多かったようですが、一度点火したら水中だろうが泥の中だろうが安定して機能したようです。
致命的な欠点は小さくしすぎたためガスの容量が少なく、それなりの効果を求めるのであれば複数個を同時使用しなければならなかった事と、軽すぎて投げても飛ばなかった事でした。



スペックは

全長     … 44.45mm
本体直径   … 31.75mm
総重量    … 35g
点火遅延時間 … 3~4秒
燃焼時間   … 6~8秒
フューズ   … ストライカーリング、マッチヘッドフューズ
投擲距離   … 最大平均・約35m(116ft)

となっています。

おそらく、XM166~169のミニ・スモーク・グレネードの構造もこれと同じだと思われます。


心の師匠「Michael Forte」氏も装備しています。(赤丸内・CSかスモークかは判別不能。)






続いてXM 58 CS GRENADE POKET。

これはアルミ製ケース、2ピース構造で形成されています。
内容物はCSと燃焼剤の混合物が入っており、ガス排出口はケース底の中心部にあります。排出口には感圧テープが張られています。

では断面図を

起動方法は従来の手榴弾とまったく同じです。
フューズストライカープライマーを撃つとディレイミクスチャー(遅延信管)が1~3秒燃えます。
点火混合薬が燃焼してCSと燃焼剤の混合剤に着火するとCSガスを精製します。
精製されたCSガスが感圧テープを吹き飛ばし噴出口から20~30秒間出続ける仕組みです。


XM58は握りやすく、投げやすく、CS量も十分だったため高評価だったようです。しかし、水中や泥の中などでは作動不良を起こす欠点がありました。
テストケースのXM58の安全ピンは当初、短いものが使用されていました。暴発事故の危険性があるとし従来の手榴弾のような長いタイプのピンに変更されています。(こんな事、最初っから分かると思うんですが…。)

スペックは

全長      … 92.075mm(3-5/8in)
直径      … 33.337mm(1-5/16in)
総重量     … 117.94g
内容物     … CSと燃焼剤の混合物質
点火遅延時間  … 1~3秒
燃焼時間    … 12~20秒
投擲距離    … 最大平均・約45m(148ft)
フューズ    … M208改

となっています。




これらはどちらも同時期に開発されており、それぞれ適材適所で使用されたようです。
バンカーやトンネルのような封鎖空間ではどちらも1発でそれなりの効果があったみたいです。
野外などで使用する際は複数個をまとめて使用し、後退時などにランダムに投擲するような使われ方をしました。
CSミニシリーズは、起動させてもガスマスクを必要としない点が最も優れていたようです。




最後にMK3A2の紹介を。


これはTNT爆薬の爆発により発生した衝撃波で敵兵の無力化(殺傷)、制圧を狙った設計になっている攻撃型手榴弾です。
表面の材質はアスファルトを染み込ませたファイバーボードのケースで上下2ピースの構造です。
元々M6A4Dというフューズ(遅延時間・約4~5秒)を使用していましたが、後にM206シリーズのフューズに換装されました。
換装の理由はよく分かってませんが、M206フューズは作動してもフューズから煙が出ない事などが考えられます。



では断面図を。

中にTNTがみっちり詰め込まれています。TNTは8oz(約227g)です。
フューズ内で起爆し、一気にTNTを爆発させる単純な設計です。


スペックは
全長   … 145mm
直径   … 53mm
重量   … 440g
内容物  … TNT爆薬
TNT重量 … 227g
フューズ … M206
危害範囲 … 約2m

となっています。
コレに関してはベトナム戦争で使用されていたのかよく分からないのであまり掘り下げない事にします(汗)。
(実は装備に組み込むのにドキドキしてます。)



おおよその大きさの比較。


マガジンポーチに取り付けるとXM58の小ささがわかりやすいかと思います。




ガスをくらおうが、TNTが爆発しようが…

こんな感じになっちゃいます(笑)。


CSガスにはご注意を(笑)!





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