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2013年10月25日

良い子はマネしないでね(笑)

段々と肌寒くなってきましたね。
今回は海軍をクローズアップ。パッチ(とジャケット)のお話です。
良い子はマネしないでね(笑)
…やはりちょっと古めなんですが…F-14 TOMCATです。


TOMCATといえば、映画『TOP-GUN』や『FINAL COUNTDOWN』などで有名な戦闘機です。

色んな部隊が運用していましたが、中でも『FINAL COUNTDOWN』に登場した
「VF-84 Jolly Rogers」が最もインパクトが強く、メジャーだったのではないでしょうか?


良い子はマネしないでね(笑)
垂直尾翼のクロス・ボーン(海賊旗)がトレードマーク。



TOMCATは日本の空も飛んでいました。

1991年9月10日、厚木航空基地に「VF-154 Black Knights」のF-14Aが「VF-21 Freelancers」の機体と共に飛来。
横須賀海軍基地配備の空母は「USSミッドウェイ」(CV-41)から「USSインディペンデンス」(CV-62)【フォレスタル級航空母艦の4番艦】に変わったばかりで、この2部隊はCVW-5(Carrier Air Wing-5/第5空母航空団)へ編入され本国(アメリカ)ミラマーから遠く離れた厚木をホームベースとしていました。
良い子はマネしないでね(笑)

そこで本題です。「やっちまったなぁ…仕様」のフライトジャケットを見ながら「VF-154 Black Knights」の鮮やかなパッチについて徒然と…。(ベースのフライトジャケットはCWU-36Pです。)


良い子はマネしないでね(笑)良い子はマネしないでね(笑)
TOMCAT最後の記念のつもりで作ってみましたが、気が付くと着るのが小っ恥ずかしい感じになっちゃってました。
(違った意味で勇者の鎧!?)
今は部屋の装飾品でしかありません(笑)



良い子はマネしないでね(笑)
上は「USSキティーホーク」(CV-63)のパッチです。「この船に乗ってるよ~」って事を示してます。
「foreign legion」(日本を守る外人部隊)って入ってます。
下はネームタグ・パッチです。着用者の名前が入っており、パイル&フック(面ファスナー)でくっついてます。
ちなみに海軍機を操縦する乗組員は「パイロット」とは呼ばず、「アビエーター」って呼ぶみたいです。



良い子はマネしないでね(笑)
Black Knightsのスコードロン・パッチ。所属部隊のパッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
デルタ・パッチ。2002年からこのデザインに変わりました。



良い子はマネしないでね(笑)
上…TOMCATのマスコット・パッチ。
ネコちゃんの尻尾が2本あるのはTOMCATの垂直尾翼が2枚あるためです。
下…9.11のミニ・パッチ



良い子はマネしないでね(笑)
こちらもTOMCATマスコット・パッチ(航空時間バージョン)。
2000時間を越えたので重ねて縫い付けてあります。



良い子はマネしないでね(笑)
TOPGUNの卒業を記念するパッチ。



良い子はマネしないでね(笑)
空母キティーホークへの着艦回数を表すパッチ。
200回を越えたので重ねて縫い付けてあります。



良い子はマネしないでね(笑)
空母キティーホークへの夜間着艦100回を達成した記念のパッチ。
CWUになっても伝統のCV-41時代からのWEPのポケット型センチュリオンの形となっています。



良い子はマネしないでね(笑)
航空100周年記念パッチ。
これはライト兄弟が人類初の動力飛行に成功した1903年12月17日からの100周年を記念したパッチです。
「キティーホーク」とはノースカロライナ州の地名で、ライト兄弟の動力付き飛行機フライヤーが初めて飛行に成功した場所です。
パッチのデザインは、左半分にフライヤーと空母キティーホーク、右半分に飛行隊の航空機と模様が刺繍されています。



良い子はマネしないでね(笑)
BANZAI BABYパッチ。
元は1991年にF-14の日本展開を記念したパッチでしたが、よほど気に入られたのかF14退役まで使われていました。



良い子はマネしないでね(笑)
VF-154 在日10周年記念パッチ。
VF-154 Black Knightsが2001年に迎えた在日10周年の記念パッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
AIM-54 Phoenixパッチ。
AIM-54フェニックスミサイルは、F-14にのみ搭載可能な長距離艦隊防衛用空対空ミサイルです。
1965年からDA-3B Skywarrierを使ってPoint Muguミサイル試験場にて発射テストが行われました。
1972年から製造が始まり、1974年より着々と部隊に配備されていきました。
弾頭は通常弾頭で、射程150kmを誇るこのフェニックスミサイルは、F-14 Tomcat 1機で最大24の目標に対して6基のミサイルで6つの目標を相手に出来る能力を持っており、 海面上を高度15mシーキングスで飛んでくる対艦ミサイルから、高度24,400mをマッハ3で飛んでくるMigまでも撃墜が可能なミサイルです。
ただし、F-14にフェニックスを6発搭載した状態での航空母艦への着艦は重量と甲板強度の関係上不可能であり、着艦時には海上で2発投棄する必要がありました。
そのため、運用規定により通常はフェニックスの搭載は4発以下に制限されていました。
アメリカ海軍がF-14用に配備したものの、実戦ではほとんど使用されませんでした。
ちなみにアメリカ海軍は、2004年9月30日にフェニックスを退役させています。



良い子はマネしないでね(笑)
LAST TOMCAT CRUISE 2013パッチ。
2003年、日本を離れ本国に帰還する際に作られたメモリアルパッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
JOPAパッチ。
JOPA(Junior Officer's Protection Association/下級士官愛護協会)は実在しないショーク協会です。デザインは中佐と少佐の階級が描かれており、「上官から無理な命令を頂戴しないように!」という大尉や中尉の人が付けるジョークパッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
CVW-5パッチ。
CVW-5(Carrier Air Wing-5/第5空母航空団)に所属している事を示すパッチ。
地上基地は神奈川県にあるアメリカ海軍厚木航空基地で、空母航空団の中で唯一アメリカ合衆国本土以外に展開しています。



良い子はマネしないでね(笑)
Operation Iraqi Freedom作戦参加記念パッチ。
2003年1月23日、USS Kitty Hawk (CV-63) が横須賀を出航し、2月7日にペルシャ湾に向かうよう命令を受け、2月26日にペルシャ湾に到着しました。
3月19日には「イラクの自由作戦」が始まり、CVW-5の各航空機が作戦に参加しました。



良い子はマネしないでね(笑)
VF-154 最後の在日戦闘飛行隊パッチ。
在日米海軍最後の戦闘飛行隊となるVF-154の記念パッチです。
VF-154では珍しい赤地に白縁の配色ですが、これは展開先の日本を意識した「日の丸」からきているようです。
カタカナで書いてる部隊名は某有名薬局のロゴを真似したものらしいです。



良い子はマネしないでね(笑)
VF-154 50周年記念パッチ。
VF-154 Black Knightsのルーツは、1946年にNASニューヨークでVBF-718として編成されたのが始まりです。
その後、VF-68A、VF-837と改編し、1953年に「VF-154」になりました。
このパッチはVF-154になってからの50周年を記念したパッチで、デザインの左半分はF-4時代までのスコードロンマーク、50周年の盾を挟んで右側は現行マークになっています。
左右から4機飛んでいるのは歴代のVF-154使用機種です。



良い子はマネしないでね(笑)
Operation Enduring Freedom(不朽の自由作戦)パッチ。
2001年9月11日の同時多発テロの報復作戦で、 2001年10月7日より始まったタリバンとアルカイダの撲滅作戦のパッチです。
Black Knightsはこの作戦に参加していなかったと思われますが、デザインに惚れて貼っちゃいました。



良い子はマネしないでね(笑)
VF-154 Thandem Thrust 2001パッチ。
オーストラリアとの大規模演習「Thandem Thrust」に参加した時の記念パッチです。
CV-63による参加でしたが、これは部隊専用のバージョンです。
F-14のマスコットがサーフィンをしているのは、展開先のオーストラリアを強く意識したデザインです。



良い子はマネしないでね(笑)
VF-154 ANY KNIGHT BABYマスコットパッチ。
VF-154の旧マスコットパッチで、来日前から使われていたパッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
CAT to RHINOパッチ。
VF-154が本土移動になり、代わってVFA-102 DiamondbacksがCVW-5/CV-63に配備される記念パッチ。
VF-154が使用していたTOMCATがF/A-18 HORNET(VFA-154)に代わる意味も含まれているようです。



良い子はマネしないでね(笑)
SAYONARAパッチ。
1991年から2003年まで日本に居たBlack Knights。日本に別れを告げる記念パッチです。



良い子はマネしないでね(笑)
Black Knightsのスコードロン・パッチ。
イギリス人デザイナーによって描かれたミレニアムを記念して2000年に製作されたY2Kパッチです。
どうやら実際に右胸に貼って使用していたパイロットは1人もいなかったようです。






こうしてVF-154 Black Knightsはアメリカ本土に帰りF/A-18 HORNETを受領してVFA-154に改編されました。

最後になりましたがTOMCATのスペックを。

全長 … 19.10m
全幅(翼前進位置20°) … 19.54m
全幅(翼後退位置68°) … 11.65m
全高 … 4.88m
自重 … 11.19kg
エンジン … P&W TF30-P412A/414A ×2
搭載可能兵装 … 20mm M61A1 ×1(最大675発)・AIM-9L/M/P (最大4発)・AIM-7F/M (最大6発)・AIM-54A/C (最大6発)
LANTIRNポッド・Mk.82/83/84 クラスター爆弾・及びレーザー誘導爆弾 (計6.500Kg)・TARPSポッド (改修機のみ)

※各武装の最大搭載可能数。それぞれ同時には最大数で装備できず、組み合わせが必要になる。



アメリカ海軍のパッチは色鮮やかで見ていても飽きがこない物が実に多いです。
…が今、振り返ると投資した金額にゾッとします(笑)。

当ブログ初の長記事になっちゃいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。



この記事へのコメント
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実は、私もやっちゃったジャケット持っています。同じブラックナイツ仕様で多分さらに上を行ってしまった感の45初期モデルプリーツありのジャケットです。
極たまに着ていますが、海軍ジャケットの魔法はハマりやすいですね。また伺います。
Posted by RABA at 2017年11月19日 08:13
 
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