2014年04月19日
左舷CS薄いぞ!!ど~なってるのォ!?
のっけから新・旧入り混じったグレネード軍団。
以前からず~っと気になっていた『 XM58 GRENADE CS POKET 』と『 MK3A2 』を購入したので予告通り?
コイツらについてまた熱く語っちゃいます(笑)。
以前からず~っと気になっていた『 XM58 GRENADE CS POKET 』と『 MK3A2 』を購入したので予告通り?
コイツらについてまた熱く語っちゃいます(笑)。
今回はCSグレネードのお話を。

~CSガスにさらされた場合の処置方法~
1・汚染のない新鮮な空気の場所に負傷者を運びます。風向きにご注意下さい。
2・服を着替えます。(汚染された服は廃棄処分しましょう。)
3・目と口を水で洗浄します。
4・皮膚は石鹸と水で洗います。
5・回復を祈り、負傷者を励ましましょう。
軽度の負傷者は1~5の処置で大丈夫です。(処置される方はガスマスク・手袋等、完全装備で行ってください。)
重度の負傷者(長時間さらされた場合)には、皮膚が水ぶくれになるので火傷と同様の処置を行います。
さらに、肺が損傷してしまった負傷者には呼吸補助やステロイドの投与、抗生物質の投与が必要となります。
後方に送り、パープルハート勲章をさげて帰ってくるのを待ちましょう。
XM58 CS POKETができるまで
ベトナム戦争でのCSガス入りグレネードの使用は1965年の末頃だったと思います。
主に使用されていた物は『ABC M7A2(A3)』と『ABC M25A2』です。
こちらがABC M7A2です。
サイズはM18 スモークグレネードと同一です。
M7A2とM7A3があり、A2には燃焼剤が5.5oz(約156g)、CS入りゼラチンカプセル3.5oz(約99g)が入ってます。
A3には燃焼剤7.5oz(約213g)、CSペレット4.5oz(約128g)が入ってます。
では、中身を見てみましょう。

続きまして…
では中身を。

CSガスはトンネルやトーチカなどの密閉空間に居る敵を炙り出したり、村などの無血制圧や、屋外での交戦・援護、暴徒鎮圧等に使用されました。
MPはライオットコントロール(暴徒鎮圧)において最も効果的な手段とし、賞賛したようです。
しかしながらその大きさに問題があり、深い植生の中を運ぶのが不便でした。長距離戦術作戦を行う部隊でもその重さがネックとなり、嫌煙されがちでした。
上記のグレネードを使用した場合、CSの量が多すぎるので2次被害を防ぐため防毒マスクの携行・着用が不可欠でした。
作戦中にいくつかの部隊はガスグレネードの代用としてM18スモークグレネード・M34ウィリーピートを使用し、発生する煙(熱)で敵を炙り出していたようです。(ガスマスク被るのって結構骨が折れますからね…。)
司令部はCSガスの有効性に目を付け、小型かつ軽量でそこそこ効果のあるCSガスグレネードの開発を要求します。
そこで産まれたのが『ミニチュアCSディセミネーター』と『XM58 GRENADE CS POKET』です。
XM58 GRENADE CS POKET。名前通り小さいです。
『CS』とは催涙ガスの一種で、化合物名は『クロロベンザルマロノニトリル』と呼ばれます。
アメリカのベン・コーソン(Ben Corson)とロジャー・ストートン(Roger Staughton)によって1928年に開発され、
開発者2人の姓の文字を取ってCSガスと命名されました。
即効性があり、皮膚・眼・粘膜等から進入し灼熱感や鼻汁・涙の流出等の症状が出るが持久性は低いようです。
加水分解しやすくアルカリ存在下で分解が加速される為、石鹸等で洗うと無毒化できみたいです。
また、湿度が高いとより強い効果が得られます。このような条件の場合、症状は30~60分位で治まるようです。
『CS』とは催涙ガスの一種で、化合物名は『クロロベンザルマロノニトリル』と呼ばれます。
アメリカのベン・コーソン(Ben Corson)とロジャー・ストートン(Roger Staughton)によって1928年に開発され、
開発者2人の姓の文字を取ってCSガスと命名されました。
即効性があり、皮膚・眼・粘膜等から進入し灼熱感や鼻汁・涙の流出等の症状が出るが持久性は低いようです。
加水分解しやすくアルカリ存在下で分解が加速される為、石鹸等で洗うと無毒化できみたいです。
また、湿度が高いとより強い効果が得られます。このような条件の場合、症状は30~60分位で治まるようです。
~CSガスにさらされた場合の処置方法~
1・汚染のない新鮮な空気の場所に負傷者を運びます。風向きにご注意下さい。
2・服を着替えます。(汚染された服は廃棄処分しましょう。)
3・目と口を水で洗浄します。
4・皮膚は石鹸と水で洗います。
5・回復を祈り、負傷者を励ましましょう。
軽度の負傷者は1~5の処置で大丈夫です。(処置される方はガスマスク・手袋等、完全装備で行ってください。)
重度の負傷者(長時間さらされた場合)には、皮膚が水ぶくれになるので火傷と同様の処置を行います。
さらに、肺が損傷してしまった負傷者には呼吸補助やステロイドの投与、抗生物質の投与が必要となります。
後方に送り、パープルハート勲章をさげて帰ってくるのを待ちましょう。
XM58 CS POKETができるまで
ベトナム戦争でのCSガス入りグレネードの使用は1965年の末頃だったと思います。
主に使用されていた物は『ABC M7A2(A3)』と『ABC M25A2』です。

こちらがABC M7A2です。
サイズはM18 スモークグレネードと同一です。
M7A2とM7A3があり、A2には燃焼剤が5.5oz(約156g)、CS入りゼラチンカプセル3.5oz(約99g)が入ってます。
A3には燃焼剤7.5oz(約213g)、CSペレット4.5oz(約128g)が入ってます。
では、中身を見てみましょう。

ご覧の通りCSとスモークの構造はまったく同じです。
唯一の違いはフィラー(内容物)です。これらの違いによって、ガスが出るか煙が出るかに変わります。
グレネード上部に4つの排出工があり、下にも穴が開いており合計5つの穴からガス(スモーク)が放出されるように設計されています。
フューズの遅延時間は約1.2秒~2秒で15秒~35秒間ガス(スモーク)が放出されます。
放出時間の20秒ってラグは一体なんなのでしょうか?使用環境によって異なるって事なんでしょうか?
双方の投擲飛距離の平均は約40mで、全長5.7in(約145mm)、総重量は15.5oz(約439g)です。
CSとスモークの見分け方はCSのボディーカラーがグレーで赤いラインが1本入っており、スモークのボディーカラーはグリーンです。
…って言うか、見れば字が書かれているので即わかります(笑)。
唯一の違いはフィラー(内容物)です。これらの違いによって、ガスが出るか煙が出るかに変わります。
グレネード上部に4つの排出工があり、下にも穴が開いており合計5つの穴からガス(スモーク)が放出されるように設計されています。
フューズの遅延時間は約1.2秒~2秒で15秒~35秒間ガス(スモーク)が放出されます。
放出時間の20秒ってラグは一体なんなのでしょうか?使用環境によって異なるって事なんでしょうか?
双方の投擲飛距離の平均は約40mで、全長5.7in(約145mm)、総重量は15.5oz(約439g)です。
CSとスモークの見分け方はCSのボディーカラーがグレーで赤いラインが1本入っており、スモークのボディーカラーはグリーンです。
…って言うか、見れば字が書かれているので即わかります(笑)。
続きまして…

こちらはABC M25A2です。
ご覧の通りレバーが付いていません。見ただけで携行するのが嫌になります。
ガバメント、M16A1と比べれば大体の大きさがお分かりいただけるかと思います。
ご覧の通りレバーが付いていません。見ただけで携行するのが嫌になります。
ガバメント、M16A1と比べれば大体の大きさがお分かりいただけるかと思います。
では中身を。

起動はいたってシンプルです。
ピンを抜くとファイアリングスプリングがスライダーアッセンブリーを押し下げ、ファイアリングピンを叩き、起爆します。
スライダーアッセンブリーはプライマーと遅延火薬と起爆剤で構成されています。
使用されるフューズは遅延タイプを使用しており(遅延時間 1.4~3秒)、グレネード本体と一体型になっています。
こちらは炸裂するタイプのグレネードで爆発時、最大約25m破片が飛び散ります。
表面はフェノール樹脂製です。
フェノール樹脂とは、フェノールとホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて植物以外の原料より人工的に合成されたプラスチックです。
電気的・機械的特性が良好で、合成樹脂の中でも特に耐熱性・難燃性に優れるという特徴を持っています。
耐油・耐薬品性も高いがアルカリに弱い。また、これらの性能の割に比較的安価なものです。
投擲飛距離の平均は約50mで、直径3in(約76mm)【内壁厚さ0.1in(約2.5mm)】、重量8oz(約227g)です。
爆発半径は可視レベルの雲(CS)が約5m広がります。
ABC M25A2は、殺傷力のあるガスのトレーニングにも使われています。
ピンを抜くとファイアリングスプリングがスライダーアッセンブリーを押し下げ、ファイアリングピンを叩き、起爆します。
スライダーアッセンブリーはプライマーと遅延火薬と起爆剤で構成されています。
使用されるフューズは遅延タイプを使用しており(遅延時間 1.4~3秒)、グレネード本体と一体型になっています。
こちらは炸裂するタイプのグレネードで爆発時、最大約25m破片が飛び散ります。
表面はフェノール樹脂製です。
フェノール樹脂とは、フェノールとホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて植物以外の原料より人工的に合成されたプラスチックです。
電気的・機械的特性が良好で、合成樹脂の中でも特に耐熱性・難燃性に優れるという特徴を持っています。
耐油・耐薬品性も高いがアルカリに弱い。また、これらの性能の割に比較的安価なものです。
投擲飛距離の平均は約50mで、直径3in(約76mm)【内壁厚さ0.1in(約2.5mm)】、重量8oz(約227g)です。
爆発半径は可視レベルの雲(CS)が約5m広がります。
ABC M25A2は、殺傷力のあるガスのトレーニングにも使われています。
CSガスはトンネルやトーチカなどの密閉空間に居る敵を炙り出したり、村などの無血制圧や、屋外での交戦・援護、暴徒鎮圧等に使用されました。
MPはライオットコントロール(暴徒鎮圧)において最も効果的な手段とし、賞賛したようです。
しかしながらその大きさに問題があり、深い植生の中を運ぶのが不便でした。長距離戦術作戦を行う部隊でもその重さがネックとなり、嫌煙されがちでした。
上記のグレネードを使用した場合、CSの量が多すぎるので2次被害を防ぐため防毒マスクの携行・着用が不可欠でした。
作戦中にいくつかの部隊はガスグレネードの代用としてM18スモークグレネード・M34ウィリーピートを使用し、発生する煙(熱)で敵を炙り出していたようです。(ガスマスク被るのって結構骨が折れますからね…。)
司令部はCSガスの有効性に目を付け、小型かつ軽量でそこそこ効果のあるCSガスグレネードの開発を要求します。
そこで産まれたのが『ミニチュアCSディセミネーター』と『XM58 GRENADE CS POKET』です。
…次回へ続く。
次回予告
『ミニチュアCSディセミネーター』とは一体どんなモノなのか…
『XM58 GRENADE CS POKET』の全貌とは??
次回・『めぐりあい宇宙(ガス)』
ご期待下さい。
次回予告
『ミニチュアCSディセミネーター』とは一体どんなモノなのか…
『XM58 GRENADE CS POKET』の全貌とは??
次回・『めぐりあい宇宙(ガス)』
ご期待下さい。
この記事へのコメント
へぇ~!CSガスのCSって人名だったんですね!
勉強になりました。
RTの写真をみてるとチームの全員がXM28マスクのポーチを装備してるのを見かけたりしますね。
敵に追跡された際にガスをまく戦術をとったチームもあるそうですから、その際に使ったのかもしれないですね。
勉強になりました。
RTの写真をみてるとチームの全員がXM28マスクのポーチを装備してるのを見かけたりしますね。
敵に追跡された際にガスをまく戦術をとったチームもあるそうですから、その際に使ったのかもしれないですね。
Posted by Kingbee
at 2014年04月19日 21:08

>>Kingbeeさん
逃げるときにガスをまき散らすってのは効率がよさそうなので、大きくても数発ほどは持っていたと思います。
撤収のコードは「スカンク」ですね(笑)!?
逃げるときにガスをまき散らすってのは効率がよさそうなので、大きくても数発ほどは持っていたと思います。
撤収のコードは「スカンク」ですね(笑)!?
Posted by RABBIT-FOOT
at 2014年04月20日 00:16
